小児歯科

PEDIATRIC

小児歯科とは

小児歯科とは、主に生後約半年以降の、歯が生え始めたお子様を対象に行う歯科治療のことです。お子様の将来のため、歯の発育を考えた虫歯予防や、虫歯になってしまった場合の治療を行います。

子供の虫歯予防について

乳歯は虫歯の進行が速い

乳歯は永久歯に比べてとても柔らかく小さいため、虫歯になりやすく、進行が速いという特長があります。また、個々の年齢、成長に合わせて治療が変わってくるため、子供のお口のことをよく知っている歯科医にみてもらう必要があります。

虫歯になりやすい場所が年齢によって異なります

小児の虫歯は、以下のように、年齢によってできやすい場所が違うという特長があります。
1~2歳:上の前歯
2~3歳:奥歯の噛み合わせの溝
4歳頃:一番奥とその手前の奥歯の接している部分
6歳前後:生えたばかりの奥歯(第一大臼歯または6歳臼歯と言います)の溝のところ
年齢に対応した虫歯になりやすい箇所を知ったうえでケアすることは小児の虫歯予防において大切なポイントになります。当院では、フッ素塗布やシーラントにより、お子様のお口の健康を守ります。

将来のための虫歯予防が大切

お子様が初めて虫歯になる時期を遅らせることにより、将来の虫歯の数が少なくなるというデータが報告されています。また、24歳を過ぎると、新たにできる虫歯の本数は限りなく0に等しくなるという統計もあります。そのため、乳歯の内から虫歯予防に注意を払い、成人まで健康な歯を維持できれば、将来虫歯に悩まされることなく、長期的に健康な歯でいられる可能性が高くなります。

当院で行っている小児治療

  • フッ素塗布
    フッ素はその化学的作用により歯を強化します。定期的に塗布することにより、効果が持続していきます。当院では予防歯科を大事に考えておりますので、お子様のフッ素塗布は無料で行っております。親御さんの治療のついででも構いませんので、お気軽にご相談ください。
  • シーラント
    シーラントとは、フッ素入りの樹脂で奥歯の溝を塞ぐという虫歯予防法です。幼いうちは、奥歯の溝が深く複雑な形状であるため、歯ブラシで隅々まで磨くことが出来ず、虫歯になってしまうケースがあります。そのため、シーラントにより奥歯の溝を塞ぎ、虫歯予防をすることが効果的です。
  • 歯磨き指導
    当院では、お子様に歯ブラシの持ち方や動かし方などを、お子様が歯磨きを好きになるように指導させていただきます。成長段階に合わせて指導する内容も変えさせていただきます。

当院の小児歯科の特徴

痛みの少ない治療

当院では、小児治療においても、安全かつ快適な治療のため、痛みの少ない治療を心がけております。表面麻酔、極細の麻酔針、注入時間をかける事により麻酔時の不快感をほぼゼロで行っておりますので、お子様も安心して治療を受けることが出来ます。

お子様の診療の流れ

小さなお子様が歯医者さんで安心して治療を受けられるよう、当院では以下のような流れで診療を行っています。お子様一人ひとりの性格や状況に合わせた対応を心がけていますので、どうぞ安心してご来院ください。

問診票の記入

お子様のお口の状態は、大人とは違った特徴があります。普段の食事内容や歯みがきの習慣、好きな遊びなど、お子様の生活リズムを知ることが適切な治療につながります。そのため、当院ではお子様専用の問診票をご用意しています。

「兄弟は何人いるのかな?」「お家ではどんなおやつを食べているのかな?」など、一見すると歯とは関係ないと思えることも、実はお子様のお口の健康には大切な情報なんです。ぜひ、日常の様子を詳しく教えてくださいね。

予診

まずは親御さんからお子様についてお話をうかがいます。気になる症状はもちろん、普段のお子様の様子や性格なども教えていただけると助かります。「歯医者さんが怖いと言っている」「じっと座っていられない子なんです」など、何でも構いません。

お子様は長時間じっとしていることが苦手です。そこで、診療前にできるだけ詳しく情報を集めることで、実際の診察をスムーズに進められるよう工夫しています。小さなお子様連れの場合は、親御さんがお話に集中できるよう、キッズスペースでお子様を遊ばせながら予診を行うこともできます。

診察

予診が終わったら、お子様を診察室にご案内します。いきなり治療を始めるのではなく、まずはスタッフとお話ししたり、診療室の様子を見たりする時間を大切にしています。親御さんにもそばにいていただけるので、安心してくださいね。

「今日はどんな歯医者さんかな?」「この機械は何かな?」など、お子様の好奇心を大切にしながら、少しずつ慣れてもらう時間です。無理に口を開けさせることはしません。

トレーニング

初めて歯医者さんに来たお子様は、どうやって診察を受けたらいいか分からないものです。「お口をどうやって開けるの?」「どれくらいの時間、開けていればいいの?」など、基本的なことから丁寧に教えていきます。

例えば、「ワニさんみたいにお口を大きく開けてみよう」「お口の中に小さな鏡を入れてみるね」といった遊び感覚の練習を通して、診療に慣れてもらいます。このトレーニングを行うことで、実際の治療がスムーズに進み、お子様の負担も少なくなります。

治療

トレーニングで慣れてきたら、実際の治療に進みます。お子様専用の小さな治療器具を使用して、丁寧に治療を行います。お子様の歯は大人と違って柔らかく、神経も大きいため、特別な配慮が必要です。

「先生と約束したように、ちょっとだけ我慢してね」「頑張ったあとにはご褒美シールがあるよ」など、お子様が安心して治療を受けられるよう言葉かけを大切にしています。親御さんと離れるのが不安なお子様は、そばに付き添っていただくこともできます。泣いてしまった場合でも、安全に治療ができるよう専門的な対応を行いますので、ご安心ください。

予防

治療が終わったら、これからのお子様のお口の健康を守るための予防プランをご提案します。年齢や生活習慣、家族構成なども考慮しながら、一人ひとりに合った予防方法をお伝えします。

むし歯予防のためのフッ素塗布はもちろん、歯並びの発達にも気を配ります。「指しゃぶりが長く続くと、将来の歯並びに影響することもあるんですよ」「寝るときの姿勢も大切なんです」など、日常生活でのアドバイスもお伝えします。お子様の美しく健康的な口元は、全身の健康にもつながります。

定期検診

お子様のお口の中は日々成長しています。乳歯から永久歯への生え変わりや、顎の発達など、変化の多い時期だからこそ、定期的なチェックが大切です。

「この子にはどのくらいの間隔で来院するのがいいですか?」というご質問をよくいただきますが、年齢や生活環境、虫歯のなりやすさなどによって異なります。一人ひとりに合った間隔でのご来院をおすすめしています。もちろん、定期検診の合間に気になることがあれば、いつでもご相談ください。

お子様の笑顔と健康なお口を守るために、私たちスタッフ一同、心を込めてサポートさせていただきます。初めての歯医者さんでドキドキするお子様も多いと思いますが、「歯医者さん楽しかった!」と言ってもらえるよう努めています。どうぞお気軽にご来院ください。

よくある質問

Q1. 何歳から歯科に通わせるべきですか?

初めての歯が生えた頃(生後6〜9か月)からの受診がおすすめです。虫歯予防や歯みがき指導など、早期からのケアが大切です。

Q2. 子どもが歯医者を怖がってしまいます

当院では、無理な治療は行わず、まずは「慣れること」からスタートします。遊びながら学べる環境づくりを心がけています。

Q3. フッ素塗布はいつからできますか?

乳歯が生え始めた頃から可能です。定期的な塗布で虫歯予防効果が高まります。

Q4. 仕上げ磨きはいつまで必要ですか?

小学校低学年までは保護者の仕上げ磨きが推奨されます。個人差もあるため、歯科でのチェックとアドバイスを受けながら進めましょう。

Q5. 子どもの歯並びが気になります

成長に伴って自然に改善する場合もありますが、早期に確認することで適切なタイミングでの矯正治療が可能になります。
まずはお気軽にご相談ください。

Q6. 乳歯の虫歯は放っておいても大丈夫?

乳歯の虫歯も放置すると痛みや噛み合わせに影響します。永久歯の健康にも関わるため、早めの治療が大切です。

Q7. 治療中に泣いてしまったらどうなりますか?

泣いてしまっても大丈夫です。お子さまのペースに合わせて、無理なく進めていきますのでご安心ください。

Q8. 親も一緒に診療室に入れますか?

はい、保護者の方も同席いただけます。お子さまが安心できるよう、寄り添った診療を心がけています。

青葉台かまくら歯科
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